Eu
原子番号（atomic No.） 63
原子量（atomic weight） 152.0
希土類中最も希産，クラーク数1×10−4（第58位）。SrやPbの鉱物，またはクサビ石，カリ長石などに比較的多量に含まれる。
製法は無水の塩化ユーロピウムを熔融塩電解し（陰極にCdを使用），得られたEu-Cd合金を減圧蒸留してCdを除去する。
物理的性質
銀白色の金属。空気中では酸化されるので，真空あるいは油中に保存される。ユーロピウムは熱中性子吸収断面積が大きい。
| 密度（ℊ/㎤）at 20℃ | 融 点（℃） | 沸 点（℃） | 比 熱（cal/ℊ） at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度（W･m−1･K−1）at 300K | 抵 抗 率（μΩ･㎝）at 20℃ |
| 5.25 | 826 | 1,597 | 0.039 | 32×10−6 | 13.9 | 91.0 |
化学的性質
通常の原子価は３価であるが，２価の化合物もいくつかあり希士類の２価化合物中最も安定である。
Eu2+は無色，Eu3+は淡紅色である。
用途
可搬性の原子炉（航空機，船，潜水艦）の中性子遮蔽材や原子炉の制御棒としての用途がある。またカラーテレビや高圧水銀ランプの発光体でのY，Gdなどの化合物の活性剤として使われる。他に，医療の分野ではポータブルなγ照射用の線源，ガラス工業では蛍光ガラスの生産に用いられる。
| CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price |
| EuMEPW01 | Eu | 3N | 粉末 | 10ℊ | 要問い合せ |
| EuMEGR01 | 3N | 粒状 | 10ℊ | 要問い合せ |
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