Cu
原子番号(atomic No.) 29
原子量(atomic weight) 63.54
最も古くから使用されてきた金属でクラーク数7×10−3,自然銅として稀に出ることもあるが,主に硫化物,酸化物,炭酸塩として黄銅鉱(CuFeS2),孔雀石(Cu2CO(3OH)),輝銅鉱(Cu2S),赤銅鉱(Cu2O)等で産出する。これらの鉱石を製錬,電解し,更に反射炉で水素,硫黄を除いて得る。電解によるものを電気銅と称し(純度3Nup),水素を含んでいるので,このままでは鍛造不能で鋳造しても巣が多く発生する。これを反射炉で融解しH2,Sを除き少量の酸素を残存せしめたものはタフピッチ銅(toughpitchcopper)と呼ぶ。この酸素を除いたものを脱酸銅あるいは無酸素銅と呼ぶ(脱酸剤はP,Si,Mg,Ca,Li,Be,Ti,Zrなど)。
物理的性質
金属光沢のある赤色。可鍛性,伸展性に富み,熱の良導体で,電気伝導率は銀に次ぐものである。
密度(ℊ/㎤)at 20℃ | 融 点(℃) | 沸 点(℃) | 比 熱(cal/ℊ) at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K | 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃ |
8.93 | 1,083 | 2,582 | 0.092 | 17.0×10−6 | 401 | 1.694 |
化学的性質
乾燥空気中は安定,微量の硫化水素により硫化銅が生じ表面に暗色の被膜を生ずる。CO2,SO2,塩分を含む湿った空気中に放置すると塩基性炭酸塩などの塩基性塩を生じ,明緑色の緑青が発生する。希・濃硝酸,熱濃硫酸などの酸化力のある酸によく溶け,また酢酸,他の有機酸によっても容易に侵される。
注意
銅の可溶性塩は有毒である。
用途
電線,電気機械中の導線,建築用材,理化学用器械,青銅,黄銅,その他の合金,鉄鋼材料,鋳造用および加工熱処理用アルミニウム合金,亜鉛合金・スズ合金などに添加,貨幣,銅化合物の原料。
CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price | |
CuMEPW01 | Cu | 4N | 粉末 | −75㎛ | 1㎏ | ¥ 11,000 |
CuMEGR01 | 4N | 粒状 | φ2×2L | 100ℊ | ¥ 12,000 | |
CuMETA01 | 4N | ターゲット | φ2″×5t | 1P | ¥ 15,000 | |
CuMETA02 | 4N | φ3″×5t | 1P | ¥ 18,000 | ||
CuMETA03 | 4N | φ4″×5t | 1P | ¥ 20,000 | ||
CuMETA04 | 4N | φ5″×5t | 1P | ¥ 23,000 | ||
CuMETA05 | 4N | φ6″×5t | 1P | ¥ 25,000 |
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