Zn
原子番号(atomic No.) 30
原子量(atomic weight) 65.38
亜鉛はクラーク数4×10-3で,遊離しては存在しないが広く地殻中に分布している。鉱石としては閃亜鉛鉱ZnSが重要であるが菱亜鉛鉱ZnCO3,紅亜鉛鉱ZnOも利用されている。他に亜鉛鉄鉱(Zn,Mn)O・Fe2O3,珪亜鉛鉱Zn2SiO4,亜鉛スピネルZnO・Al2O3などがある。製法は硫化鉱を培焼して酸化物とし,これを炭素と混ぜてレトルト中で高熱し,還元する。この還元された亜鉛が蒸留して出てくる。電解法では酸化物を硫酸塩としこの水溶液を電解する。精製も蒸留法あるいは電解法によっている。
物理的性質
青みを帯びた銀白色・金属光沢を有する結晶で,主な不純物はPb,Fe,Cd,Snなど。常温では結晶の異方性のため,ややもろく加工し難い。鋳造のままでは加工が困難であるが,110〜115℃で延性展性が増大して加工が容易になり薄い板や箔に圧延,線引きもできる。200℃以上で再びもろくなり粉末にすることができる。
密度(ℊ/㎤)at 20℃ | 融 点(℃) | 沸 点(℃) | 比 熱(cal/ℊ) at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K | 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃ |
7.13 | 419.5 | 906 | 0.093 | 31×10−6 | 116 | 5.92 |
化学的性質
常温で湿った空気中では水と炭酸ガスの作用が加わって,表面のみ酸化されて塩基性炭酸亜鉛の灰白色のち密な薄膜を生じ,これにより内部は保護される。空気中で高温に熱すると帯緑白光を
放ち,燃焼して酸化物を生ずる。乾いたハロゲンとは常温では反応しないが,水分があれば容易に侵される。亜鉛末は空気の共存下,常温でも徐々に水と反応してZn(OH)2となる。
CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price | |
ZnMEPW01 | Zn | 3N | 粉末 | −75㎜ | 100ℊ | ¥ 5,000 |
ZnMEPW02 | 4N | −53㎜ | 100ℊ | ¥ 6,000 | ||
ZnMETA01 | 4N | ターゲット | φ2″×5t | 1P | ¥ 50,000 | |
ZnMETA02 | 4N | φ3″×5t | 1P | ¥ 60,000 | ||
ZnMETA03 | 4N | φ4″×5t | 1P | ¥ 70,000 | ||
ZnMETA04 | 4N | φ5″×5t | 1P | ¥ 80,000 | ||
ZnMETA05 | 4N | φ6″×5t | 1P | ¥ 85,000 |
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亜鉛合金
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