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原子番号(atomic No.) 75
原子量(atomic weight) 186.22
クラーク数1×10−7(第81位)。モリブデン鉱,白金鉱中に微量含まれる。キスイエン鉱が最も重要なレニウム源である。製法は過レニウム酸カリウムを水素還元するか,または過レニウム酸カリウムを一度硫化レニウム(Ⅳ)に変えたのち,過レニウム酸アンモニウムとしてから還元する。得られたレニウムはアーク溶解を行なうと銀白色となる。
物理的性質
銀白色。粉末は黒色または暗灰色。
密度(ℊ/㎤)at 20℃ | 融 点(℃) | 沸 点(℃) | 比 熱(cal/ℊ) at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K | 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃ |
21.03 | 3,180 | 5,627 | 0.032 | 6.6×10−6 | 48 | 18.7 |
化学的性質
化学的な性質はマンガンに似ている。また,金属的な性質は比抵抗を除いてタングステン,オスミウムに似ている。空気中において安定。加熱すると1000℃以上でやっと酸化される。粉末は酸素気流で少し加熱すると酸化されて酸化レニウム(Ⅶ)を生ずる。湿った空気中では室温でも徐々に酸化され過レニウム酸を生ずる。微粉末は発火性である。フッ化水素酸および塩酸には殆んど侵されない。硝酸には速やかに,硫酸にはゆっくり溶けて過レニウム酸となる。
用途
高価で産出量が少ないため一般的でない。主たる用途は電子工業界で,マンガン,タングステンなどより熱電子放射性が強いため高真空電子管材料として利用価値が高い。白金の硬化元素として使用され,ペン先に利用される。Pt-Re系,Pt-Re-Fe-Rh-Ir系合金は熱電対として利用される。
CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price | |
ReMEPW01 | Re | 3N | 粉末 | −#325 | 25ℊ | 時価 |
ReMETA01 | 3N | ターゲット | φ2″×5t | 1P | 時価 | |
ReMETA02 | 3N | φ3″×5t | 1P | 時価 | ||
ReMETA03 | 3N | φ4″×5t | 1P | 時価 | ||
ReMETA04 | 3N | φ5″×5t | 1P | 時価 | ||
ReMETA05 | 3N | φ6″×5t | 1P | 時価 |
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