Mg
原子番号(atomic No.) 12
原子量(atomic weight) 24.32
クラーク数1.93で,天然に遊離しては産出しないが,地球上に広く多量に存在し,地殻中ではNa,Kに次いで第8位である。
鉱物としては菱苦土石,苦灰石,カーナル石が主要であり,また可溶性塩類として鉱泉,海水中に存在し,植物の葉緑体中にはクロロフィルとして含まれ,動物の生理にも重要な役割をもっている。製法は融解塩の電解あるいはC,CaC2,フェロシリコンによる熱還元であり,精製は真空蒸留によっている。
物理的性質
銀白色の軽い金属で延性に富み,薄いハクや針金にできる。
密度(ℊ/㎤)at 20℃ | 融 点(℃) | 沸 点(℃) | 比 熱(cal/ℊ) at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K | 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃ |
1.74 | 659 | 1,103 | 0.244 | 26.0×10−6 | 156 | 4.2 |
化学的性質
多くの金属酸化物を還元して金属を遊離する。Mg粉末は熱水中でH2を発生し,Mg(OH)2を生ずる。希酸にはH2を発生して溶ける。濃硫酸付はSO2,H2Sを発生して反応し,濃硝酸には酸化窒素と少量の窒素,一酸化二窒素,H2を発生し硝酸アンモニウムも生成する。メタノールと200℃で反応しMgメトキシドを生ずる。エーテル溶液中で多くの有機ヨウ素化合物と反応し,ヨウ化アルキルマグネシウムをつくる(グリニャール反応)。
用途
純金属はその酸化されやすい性質をいかしてリボン,粉末の状態でフラッシュランプ,ゲッター,断熱剤に使用される。Ti,Zr,Be,Uなど純金属製造用還元剤,各種金属・合金の脱酸剤。各種Mg合金は実用合金材料中最も軽いのでその特徴を生かし他方面に利用されている。
CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price | |
MgMEPW01 | Mg | 3N | 粉末 | 500ℊ | 要問い合せ | |
MgMEGR01 | 3N | 粒状 | 約6㎜ | 500ℊ | 要問い合せ | |
MgMETB01 | 3N | タブレット | φ20×5t | 1P | ¥ 30,000 | |
MgMETA01 | 3N | ターゲット | φ2″×5t | 1P | ¥ 45,000 | |
MgMETA02 | 3N | φ3″×5t | 1P | ¥ 50,000 | ||
MgMETA03 | 3N | φ4″×5t | 1P | ¥ 55,000 | ||
MgMETA04 | 3N | φ5″×5t | 1P | ¥ 60,000 | ||
MgMETA05 | 3N | φ6″×5t | 1P | ¥ 65,000 |
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