B
原子番号(atomic No.) 5
原子量(atomic weight) 10.82
ホウ砂などのホウ酸塩は昔から知られていたが,単体が遊離されたのは極く近年である。単体は天然に存在しないがホウ酸は遊離または塩の形で広く分布している。クラーク数1×10−3(第41位)。製法は原料としてホウ酸ナトリウム,ホウ酸カルシウム等の鉱石よりホウ酸を得て,これを酸化ホウ素としてNaあるいはMgで還元するか,溶融塩電解法でつくられる。
物理的性質
黒色の硬い固体で正方晶系のものと六方晶系,無定形のものがある。しかし,まだ不明瞭の点がある。
密度(ℊ/㎤)at 20℃ | 融 点(℃) | 沸 点(℃) | 比 熱(cal/ℊ) at 20℃ |
熱膨張係数 at 0〜100℃ |
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K | 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃ |
2.35(菱面体β) | 2,180 | 2,777 | 0.309 | 5〜7×10−6 | 27.4 |
化学的性質
空気に対しては,常温では安定,300℃以上で酸化,高温で激しく燃焼する。
水に対しては,常温では安定,高温の水蒸気では水素を発生してホウ酸を生ずる。
硝酸には容易に酸化されてホウ酸,酸化窒素などを生ずる。アルカリ水酸化物とは容易に融解状態で反応し,ホウ酸塩を与える。
用途
純ホウ素は珪素半導体のP型用ドープ剤として用いられ,原子炉の調整棒,しゃへいに利用される。
また,フェロボロンは脱酸剤として,炭化ホウ素はホウ素含有量の高い安定な化合物として中性子吸収材料として用途が広い。また窒化ホウ素は別名「白い黒鉛」と呼ばれ,特性が似ており,化学的には高温・高真空下で安定である。
CodeNo. | Symbols | Purity | Form | Unit | Price | |
BOMEPW01 | Al | 2N | 粉末 | −38㎛ | 25ℊ | ¥ 18,000 |
BOMEPW02 | 5N | 25ℊ | 要問い合せ | |||
BOMEGR01 | 2N | 粒状 | 3〜8㎜ | 25ℊ | 要問い合せ | |
BOMETB01 | 2N | タブレット | φ20×5t | 1P | ¥ 70,000 | |
BOMETA01 | 2N | ターゲット | φ2″×5t | 1P | ¥ 100,000 | |
BOMETA02 | 2N | φ3″×5t | 1P | ¥ 120,000 | ||
BOMETA03 | 2N | φ4″×5t | 1P | ¥ 145,000 | ||
BOMETA04 | 2N | φ5″×5t | 1P | ¥ 185,000 | ||
BOMETA05 | 2N | φ6″×5t | 1P | ¥ 240,000 |
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